• ヤフーの中村と申します。よろしくお願いします。私もことし、CESに行けなくて、清水さんの話を聞きながら、すごい参考になるなと思って聞いてました。特にサムスンの冷蔵庫とか、すごいなと思っていて。

  • 単純に冷蔵庫からものが買えるって世界じゃなくて、冷蔵庫から、ものが買えるようになると、きっと日本の中に置いてある、ばかでっかい冷蔵庫とか、きっといらなくなるんじゃないかと思いましたね。冷蔵庫から、ものがすぐ届くんであれば、そもそもそんなにストックしておく必要が...。ものがサービスになることによって、もの自体の考え方が変わってくるんじゃないかなっていうのを、清水さんの話を聞きながら、そんなことを考えていました。

  • ヤフーのほうで、IoTの事業をやっています。myThingsという名前で、IoTのプラットホームを作っていまして、きょう、それのご説明、ご紹介をさせていただきたいなと思います。私、何者かと言いますと、ヤフーでやっているIoT事業のサービスの責任者をしております。

  • 1年ぐらい前に、ヤフーでIoTの事業をやろうということで始まりまして、去年の7月に初めてリリースをして、ことしの10月から責任者をやらせていると。私、東京の人間じゃなくて関西です。ヤフーですね、あまり知られてないんですけど、実は大阪に拠点がありまして、私、大阪拠点に勤務しています。京都府の宇治市、抹茶の町におります。なので、しゃべりながら、関西弁出るかもしれないんですけど、その辺、ご容赦いただけたらなと思います。

  • よく言われるのが、なんでヤフーが、こういうことをやってるのということを言われまして。まず、周辺の環境から、なぜヤフーが、こういうことをやっているのかというのを、少しご説明したいなと。耳にたこができるぐらいよく出る、国内のIoT市場の予測の数字ですけども、これ国内の数字ですね。2014年には、5億台インターネットにつながるデバイスがあったものが、2019年には、10億台近くになるといわれている。それに伴って、市場規模もどんどん膨らんでいくといわれています。

  • グローバルで見ると、2020年には500億のデバイスがつながるともいわれていますし、その先、2030年になると、一人数個しか持っていないネットにつながるデバイスが、1人当たり1000個のデバイスがつながると、そんなふうにもいわれています。1000個のデバイスがつながっているってなると、恐らく何がつながっているのか意識すらしにくくなるような、そんな世の中になってくるんじゃないかなと思います。

  • いろんなデバイスがつながっていく中で、どういう未来が訪れるのかなと考えた時に、僕らはひと言でいうと、2020年には究極的なパーソナライズ化、個人最適化がやってくるんじゃないかなと考えています。今でもスマホの世界では、パーソナライズ化が進んでいますと。

  • アプリとか、特にニュースのアプリとか、パーソナルされたコンテンツが出てきていますけど、それが、このスマホのディスプレイに閉じた話ではなくて、いろんなものがネットにつながって、そこに当然センサーが入ってきますと。その中で個人のデータが可視化されて、清水さんの話にもありましたけども、そのデータを解析されて、全部見えるようになると。それによって、そのデータを基準にして、それぞれ個人に最適な情報が届けられるようになるんじゃないかなと思っています。

  • そう考えたときに、メディアの在り方って、どうなるのかなと思いますと、ユーザーコンテキストというのが、一つのキーワードになるんじゃないかと思います。今、どういう状態かというと、インターネットって能動的に接しているものだと思います。何か、知りたいなと思って、アプリを立ち上げて検索するとか、何か買いたいなと思って、ECのショッピングサイトを訪れるとか。すごく能動的にインターネットに接していると。

  • それが、これからユーザーの行動が解析されて、コンテキストがデータによって理解されることによって、最適なタイミング、最適な状態、そして最適なインターフェースで、ものとかのほうから、受動的に情報が手元に届くような、そんな世界になってくるんじゃないかなと考えています。そうなったときに、インターネットに接するデバイスも、当然のごとくスマホだけではなくて、ディスプレーの存在しないデバイスから情報を得るというかたちになっていくんじゃないかなと。

  • 文字情報だけではなくて、音声で情報をお知らせしてくれたり、Philipsのhueとかありますね、インターネットにつながる電球。それがチカチカ光ることによって、何かをお知らせしてくれるとか。あと、情報受け取るだけじゃなくて、アクションするインターフェースもスマホだけではなくって、何かボタンを押したらものが買えますとか。そういうふうなかたちで、インターフェースも多様化していって、最適なインターフェースでインターネットの価値を享受できるような、そんな世界がやってくるんじゃないかなと考えています。

  • そういう世の中の流れがくる中で、ヤフーとしてどういうふうな変化をしていくか考えたときに、われわれウェブのサービスをいっぱいやっておりますと。100を超えるサービスをやっているんですけども、ウェブのサービスをやっているというのは、実は目的ではなくて、あくまで手段です。

  • 会社のミッションとして、ヤフーが目指す姿は、世の中の課題をITを使って解決していく。課題解決エンジンになりましょうというビジョンを掲げています。ですので、ウェブの世界を飛び越えて、インターネットにつながっていく中で、IoTの時代が来る中で、そういったウェブの世界だけではなくて、ものを使って、解決をしていくということを考えた結果、myThingsという、きょうご紹介するプラットホームを作ろうということになりました。

  • コンセプトは、Connect Everythingというコンセプトを掲げています。すべてをつなげるというコンセプトを掲げて、プラットホームを作っています。

  • Everythingとはなんぞやというと、当然、IoTでいわれているところのものもそうですし、われわれヤフーが持っているアセット、いろんなウェブのサービス、ECであったりとか、例えば、天気とかニュースとか、そういうコンテンツ系もありますし、決済であるとか、そういったいろんなアセットもつなげていきますと。

  • あと一つ、すごく重要に思っているのが、その中で、今まで、なかなかつながらなかった企業さんと企業さん。いろんな事情があって、直接つなげられないものでも、逆に、われわれヤフーって、ものの世界では全然一致していない部分ですので、今までつながらなかった企業さん同士も、僕らがハブになっていくことで、どんどんつなげていきたいなと。その結果、それを使っている人もそうですし、いろんなものがネットにつながっていく中で、街全体をインターネットにつないで、それぞれを連動させて、価値に変えていきたいなと。

  • 街をウェブ化したいというのを、われわれ、よく言っているんですけども。そういうふうな考えで、このプラットホームを作っています。ひと言でいうと、myThingsのプラットホーム、モノとWEBをつなぐプラットフォームということでやっています。モノ...サムスンの冷蔵庫もありましたけども、家電であるとか、コネクティッド・カー、ロボットとか、いろんなこの生産も含めて、IoTの商品もそうですし、インターネットのサービス、われわれのサービスもありますし、われわれのサービスだけじゃなくて、競合他社のサービス。

  • 例えば、メールであるば、GMailもつなげていきますと。ソーシャルですと、Facebookとかもつなげていきますし、動画、われわれGYAO!もやっていますけれど、そこは垣根を越えて、YouTubeもつなげるみたいなかたちで、ありとあらゆるもの、モノとWEBをつないでいきたいと考えています。

  • つないだ結果は、ただ単につなぐだけだと全然価値がないので、つなぎ合わせた結果で、それぞれの一つ一つのサービスとかプロダクトでは実現できないようなことは、連携することによって、新しいサービスをどんどん生み出せるんじゃないかなということで、このプラットホームをやっています。あくまで基盤として、プラットホームを展開をしているんですけれども。つながったものを、実際につながってどうなんのということを、エンドユーザーの方に、簡単に体験していただけるものとして、スマートフォン向けのアプリを今、提供しています。

  • 名前、同じなんで、ややこしいんですけども、myThingsというアプリになります。きょう、リーフレットのほうをお配りしていますので、できれば結構、時間も長いですし、ダウンロードしていただいて、それを触りながらやっていただけると、大変ありがたいなと思います。スマートフォンのアプリですので、何かと何かを組み合わせるといっても、なかなか複雑なことは使いにくいですので、アプリ自体のコンセプトは、すごくシンプルです。

  • トリガーアクションという考え方がありまして、「○○だったら、××する」という簡単な形式で、誰でも何かと何かを組み合わせて、新しい価値を体験できるというのを試せるアプリになっています。それで一体どういうことができるのかということを、事例を紹介していきながら、お話ししたいと思うんですけど。

  • 一番単純な組み合わせです。天気のサービスとスマホのプッシュ通知を組み合わせると、条件として、その日の天気が雨だったらと設定しておくんですね。そのときに自分のスマホにプッシュ通知で傘を忘れないでと教えてくれる。一番単純な例だと、こんなことができます。実はこれ、一番よく使われている組み合わせです。日本人って、すごい天気大好きなんだなっていうのを改めて思いました。

  • プッシュ通知でいうと、左側に書いている、「○○だった」の部分に書いているのが、Jawbone。すでに、ご存じかもしれないですけど、睡眠とか気象を検知できるウエアラブルのデバイスです。今、私つけているのがJawboneです。これ、ヨドバシカメラとかでも売っていますね。たぶん1万2000〜3000円だったと思います。これをつけて寝ると、寝て起きると、その情報がクラウドに上がります。どんな感じで見えるのかというとですね...。クラウドに上がったデータがアプリで見れるんですね。ちょっと小さいですけど、歩数とか睡眠時間とか、消費カロリーとかがアプリで見れるようになる、そんなプロダクトです。

  • 先ほどの清水さんの話で、これ系のデバイスって、2〜3か月したら飽きるよねと。私も一時期つけてたんですけど、やっぱり結局つけなくなったりするんですよね。ほかのものと組み合わせると、単純な組み合わせなんですけれども、違った使い方ができるんじゃないかなと考えていて。これを離れて暮らすおじいちゃんとか、おばあちゃんに、つけてもらうわけですね。

  • 起きたとか、寝たっていうのをトリガーにして、「今起きたよ」っていうのを離れて暮らす家族のスマホにプッシュ通知をすると。こういうのをやると、単に自分のセンシングデータを自分で見るっていうだけじゃなくて、自分のセンシングデータを、ほかの人に伝えることで、ある意味コミュニケーションのツールとして使っていけるんじゃないかなと、そんなふうに考えています。

  • あと、これも少しだけ話がありました。きょう持ってきてないんですけど、netatmoっていう室内の温度計ですね。これは、室内の温度をセンシングできるIoTのデバイスです。これも同じように、メールと組み合わせることで、こういう設定をしておきますと。室内の温度が0度以下になるとメールでお知らせすると。

  • これも離れて暮らす家族のところに温度計を置いておいて、0度以下に実際の温度がなるということは、暖房をつけてよっていう話なので、それをメールで送ることで、暖房をつけたほうがいいんじゃないのというのを、離れて暮らす家族の間でのコミュニケーションを思わせると。使っているものは違うんですけど、こういうネットサービスと組み合わせるだけでも、家族間のコミュニケーションみたいなもの、そういうことができていくんじゃないかなと考えています。

  • トリガーアクションって、すごい簡単な考え方ではあるんですけども、ちょっとした工夫で日常のいろんな課題を解決できていけるツールなんじゃないかなと思っています。いろんなものを組み合わせるので、何が組み合わさっているのかっていうのが、何が使えるのかですね、組み合わせの要素として、それが一番重要なんですけど。リリースしたのが去年の7月、約半年たちました。今、39のサービスプロダクトと連携していると。当然、Yahoo!JAPANは国内で展開している会社ですので...。国内のサービスを中心に連携を拡大していきたいなと。

  • 家電とかですね。シャープ、シャープ、シャープって並んでいますけど、シャープさん、結構インターネットにつながる家電を出しておりまして、ともだち家電っていうコンセプトで、掃除機とか、ヘルシオとか冷蔵庫とか、これ、ネットにつながるんですね。あとでご紹介しますけど。そういったものとか、ロボットとか。製品の画像ないですけど、右に書いてあるAkerunというのは、スマートロックですね。

  • 最近、スマートロックもいろいろ出てきていますので、そういうものも、つないでいきたいと。ウェブのサービスに関しても、国内で展開している、ぐるなびとか、はてなさんとか、そういったところを、どんどんつないでいきたいなと思っております。

  • よくご存じの方、IFTTTとよく似ているよねと、よくいわれるんですけども、それに関しては国内のサービスを、どんどんつないでいって、IFTTTとは全然違うふうな方向性を出していくというふうなことで考えております。ここに、シャープのCOCOROBO、掃除機があるんですけども、何ができるかというと、ネット経由で発話することができますと。

  • これと、ヤフオク!を組み合わせると、自分が入札した商品が落札されたら教えてくれると。家電が掃除しながら、落札してされたよって教えてくれるんですね。私、結構、自転車が好きで、先ほどのCerevoさんのORBITRECっていう3Dプリンターの自転車も刺さってて。ただ、高いから買えないなと思ってたんですけれども。

  • 自転車の部品って普通に買うと高いので、ヤフオク!とかで買う、入札するんですけども、そうすると結構スマホをずっとリロードして、もんもんとするところが、そんなことをしなくても、必要な情報を音声で、最適なタイミングで、モノが教えてくれるようになると。これも家電単独だと、こういうことってできないんですよね。ヤフオク!と連携するとか、いろいろと連携するのはすごく大変なんですけど、そういうところをハブがあることによって、連携をすることができるようになると。

  • あと、もう一つ。これ、きょう持って来ているんですけど、ユカイ工学さんが作られているロボットです。BOCCOっていう、小さいやつです。これは確か3万円ぐらいだったと思います。Amazonで売っています。これとネットのサービスを組み合わせます。Foursquareという位置情報をチェックインするアプリです。それをお父さんのスマホに入れておいて、最寄り駅にチェックインすると「パパが今から帰るよ」というのを、家に置いてあるBOCCOが家族に教えてくれると。こんなことができるようになります。

  • デモを...、実際どんなふうにBOCCOがしゃべってくれるのかというところを、お見せしたいと思います。ちょっと時間がかかるかもしれないんで、しゃべりながら、やります。しゃべる内容も、今foursquareで出しましたけれども、Tポイントとも連携できますと。私もよく使っているんですけど、期限切れ間近のTポイントがあると、BOCCOが教えてくれる。

  • 最近、われわれヤフーのほうで、ショッピングでポイント5倍とか、5のつく日はさらに5倍とか、セールやってるんですけど、あれに付与されるポイントって、期間限定のポイントなんですね。あ、しゃべりますね。(「BOCCO」がしゃべっています)っていう感じでございます。天気しゃべっただけですね。ことばにしてしまうと。

  • ただ、職場にも置いてて、天気とかしゃべらせるようにしてるんですけど、スマホからしゃべるのとはだいぶ感覚が違って、いうなればラジオみたいな感覚で、自分の意思で何かを取りにいくんじゃなくて、向こうから情報がやってくると。今、天気しゃべりましたけど、例えば、カレンダーと連携させておくことで、外出予定の15分の前になったら、もうそろそろ出かけたほうがいいんじゃないの?と、そういうことができるようになります。

  • で、Tポイントの話ですね。期間限定のポイントがあると、こういうのを設定しておくと、Tポイントの失効にならずに有効にTポイントが使えるみたいなことができます。あと、もう一つ持ってきたやつが、これも出てきてましたね、Cerevoさんが作られてるHackeyっていう鍵なんですね。こんな感じで鍵が抜き差しできます。これ一見見ると、鍵回せるんですけど、回しても何も起きません。

  • ちょっとライト光りますけど、何かのドアの鍵が開くわけではないですね。これ、何ができるかというと、ウェブのサービスと連携できる鍵のデバイスです。この、回したっていうのをきっかけに、トリガーにして、何かしらのサービスと連携できます。これをYahoo!ショッピングと組み合わせると、これまで実はアプリ上ではできなくて、今後できるようにしていきましょうという紹介になるんですけども、鍵をひねるだけで、いつも飲んでるビールが1ケースで届くみたいなことができます。

  • これ、Amazonダッシュっていうボタンのやつですね。Amazonダッシュでも、ボタンを押したらすぐ買えるっていうのがあるんですけど、鍵だと何がいいかというと、子どもが、がちゃがちゃできないんです。鍵を抜いておくと、回せないんで。

  • 子どものいたずら防止にも、鍵だとできる。そんなことができます。回したときに何をするかっていうのも組み合わせですので、いろいろ変えれます。例えば、これをインターネットにつながる電球とか鍵をつなぎ合わせることで、Hackeyを枕元に置いておいて、寝る前に、おもむろに鍵をガチャっと回すと、家の中にある家電の電源をオフして、さらに戸締り忘れも防止するために、鍵も閉めてくれると。

  • そういう家電コントロールのスイッチとしても使うことができると。ちょっと組み合わせを紹介しだすと、きりがないので、この辺にしたいなと思うんですけど。いろんな39がつながっている中で、よく使われている組み合わせされるのが多いウェブサービスって何かというと、これが上位5つにあります。

  • 天気は圧倒的に多くて。あとは、情報コンテンツとして、YouTube。GYAO!じゃないっていうのが悲しいところではありますけど。あとは、Twitter、Gメール、ここもYahoo!メールじゃないっていう。この辺、残さないほうがいいかなって思ったりするんですけど、これが事実なんでしかないかなと。あとは、やっぱりEvernote、一番右のやつですね。

  • これはすごくよく使われますね。すべての記録を保存するっていうのを、すごい好きな人が日本には多い。センシングデータとか、絵とかを、とりあえずEvernoteに書き込むとみたいな、そんな使い方をしている人がすごく多いです。あと、ものですね。ものの組み合わせで多いのは、左3つに書いてあるのは、ウェアラブルです。これが、すごく多いです。あとは、体重計。Withingsの体重計。これはインターネットにつながる体重計ですね。普通の体重計なんですけど、測った体重がアプリで見れるようになります。

  • ですので、アプリのアカウントを知ってると、自分が測った体重がですね、ほかの家族からも見えるみたいな、そんなこともできます。あとはnetatmoっていうのは温度計ですね。ウェアラブルの活動量計が一番よく使われてるんですけど、これもなぜかと考えると、シンプルに一番売れているからなのかなと思います。

  • やっぱり価格.comでも、活動量計っていうカテゴリーが1個あって。それぐらい世の中の認知も高まっているので、IoTっていうくくりでいうと、ウェアラブルの数が、今は出ているんじゃないかなと思います。今、アプリを出しているんですけど、アプリでできることって、すごく単純なんですね。

  • トリガーアクションという、この簡単な考え方の組み合わせなんですけれども、将来的にはもっと複合的な組み合わせで、いろんなサービスを作っていきたいなと思っております。例えば、快適な安全な暮らしということで、家電の自動制御。例に書いてあるのは、歯ブラシとコーヒーメーカーが並んでいますけど。その人の行動のパターンが、歯を磨いたあとに、必ずコーヒーを飲むんだったら、歯を磨き始めた時に、コーヒーメーカーが動くとか。そういうことも、それぞれがネットにつながっていれば、組み合わせることできますよねと。あとは、いつもと異なる状態の検知。今、子どもがいる位置とか、心拍数とか、そのときのセンシングした情報を複合的に解析して、それをお知らせをするとか。

  • あとは、新しい生活体験ということで、左にあったやつは、さっきのHackeyの購入の例に近しいですけど、ボタンを押して、すぐに買えますとか。これも、いろんな買い方が、今後出てくるんじゃないかなと思ってます。例えば、サムスンみたいなかたちで、冷蔵庫から、ものが買えますとか。日用品だったら、ロボットにしゃべりかけて買えますとか、いろんなインターフェースが出てくるのかなと思いますけども、そういったハブに、myThingsを使っていきたいなと。あとはコンテンツですね。コンテンツを、ただ単にスマホで見に行くんじゃなくて、その人がいる状況を察知して、朝起きたら、ニュースとか天気とか、そういうことを、どんどんやっていきたいなと。

  • 今ご紹介したのは比較的シンプルな例でしたけど、実際は防災とか災害予知にすごく力を入れているので、今後そういったこともやっていきたいなと。例えば、スマートロックと地震速報のデータを掛け合わせることで、地震が起きたら鍵を自動的に解除して閉じ込め防止をするとか。

  • あとは、コネクティッドカーで、いろいろな車がインターネットにつながっていきますので、災害が起きたときに、車の走行情報をリアルタイムに可視化することで、安全な避難経路をYahoo!地図上に表示するとか、そういったことをやって、単なる事業としてではなくて、大きな社会課題を解決していきたいなと思っています。何がやりたいのか、ひと言で言うと、今までウェブの世界でしか実現できなかったことをユーザーのリアルな生活のシーンでサービスを提供していきたいなと思っております。

  • アプリ、使っていただくと分かるんですけども、完全に無償で提供しております。これは、まず組み合わせの体験価値を感じていただきたいなという思いで、無償で提供して、今後いろんな複雑な組み合わせで個別のサービスを作って、そこで事業として展開をしていきたいなと思っております。

  • このアプリで提供しているのは、あるものとあるものを組み合わせますということなのですが、つながったもの同士、組み合わせるという基盤自体を、もうすぐですけれども、すべての企業・開発者にできて、われわれのサービスとかそこにつながっているサービス同士を、ほかの事業者さんが組み合わせて、新たな事業を作っていくことができるプラットフォームとして展開をしていきたいなと思っております。

  • ただ、まだIoT、IoTといわれていますけれども、インターネットにつながっていないものとか、データとかっていうのは、すごく多いなと感じています。ものはそうですけど、データに関してもデータとしてはあるけれども、APIとして使えない、ほかのサービスと連携できない状態になっているものっていうのは、すごく多いなと思います。政府系の情報、例えば、バスの運行情報とか、データとしてはあるけれども、それが2次利用できないというのがすごく多いなと。そういうものも組み合わせられるように、インターネットにつながっていないもの、インターネットに通じてアクセスできないデータをプラットホームにつなげる、そういった支援をいろんなクラウドの事業者の方と、

  • いろいろとやろうとしています。ちょっと社名、出してないんですけど、インテルさんとか、マイクロソフトさんとかと、今やろうとしていますと。ここまではわりかし、こういうものやってますよという話なんですけど、ここから、ちょっとやわらかい話になってきまして。

  • 最近ですね、ソフトウエアのエンジニアが、IoTのデバイスのプロトタイプをするというのがすごく世の中の流れとしてあります。といいますのも、ソフトウエアの知識があれば、いろんなガジェットを作る、例えば、ライト光らせる、何か物を動かすということをプログラミングでできるような環境が、どんどん、どんどん整ってきていると。

  • ですので、自分でIoTのガジェットを作る人たちがすごく増えてきています。そういった人たちに向けて、一つ、myThingsで機能を用意しておりまして、下の赤い丸で囲っているところで、筋肉がもりっとなったようなアイコンなんですけども。

  • これ、何かといいますと、IDCFチャンネルというものを用意しております。IDCFというのは、われわれヤフー!のグループ会社で、クラウドもやっている会社なんですけども。このクラウドを介することで、自分が作ったガジェット、デバイスと、myThingsにつながった、いろんなウェブサービスものを連携させることができますと。これを使って、実際どういうことができるのかというのを、社員がものづくりに全く経験のない社員が試しに作ってみようということで、いろいろ作ったものがありますので、

  • お見せしたいなと。1つ目ですけど、すごい手作り感満載なのは許していただきたいと思うんですけれども。これはお父さんの位置を知らせる針時計です。一応、右のところは木ですね。文字書いてるのは、自分で焼き付けて、あの文字を彫ったらしいです。お父さんの位置をどうやって知る

  • かというと、先ほどもありました、foursquareのアプリで会社とか駅前と自宅とか、そういうところにチェックインしたやつが針が動いて、お父さんの位置が分かるというガジェットになります。基盤、mbedという基盤を使っているんですけども、基盤と、針を制御するところ、そこは、プログラミングが必要なんですけど、ウェブサービスと基盤を連携する部分、それがIDCFチャンネルというのを使うと、連携をさせることができるというものです。

  • ちょっと、さらにディープな感じになるんですけど、これは、アボカドの栽培キットと呼んでいるものです。ギークなエンジニアが作ったものです。アボカドって書いてある、梅干しみたいなやつがアボカドです。アボカドのIoT化しようというコンセプトですね。アボカドって、その日の天気とかの状態によって、LEDの当て具合を変えないと、すぐに枯れちゃうらしいんですね。しわになってるやつは、もうすぐ

  • やばい感じになってるんですけど。それを、ヤフー!天気の気温とかをもとに、LEDのライトを変えるというのをやっていますと。右上のところにslackと書いてあるんですけど、これ、よく使うコミュニケーションのツールですね。チャットツールみたいなものです。

  • これ、何をしているかというと、アボカドの周り、水が入っているんですけど、湿度とか温度とかをセンシング、温湿度・気圧センサー、センシングをして書き込むというのをやってます。なんで、そんなことするのかっていうと、アボカドの状態を家にいつでも監視できるような仕組みとして、書き込む。ネットのサーフェスに書き込むことによって、アボカドの周辺環境が分かると。なんでこういうことをやったのか僕も分からないんですけど。こういうことが簡単にできるという仕組みです。

  • あと、もう一つ、これもちょっとおもしろいんですけども、ハムスターの運動を計測する仕組みです。右にあるのが、ハム助、ハムスターですね。これは本物のハムスターではなくて、おもちゃのハムスターなんですけど、おもちゃのハムスターが動くと、くるくる回るんですね。回った回数をカウントして、1回るとEvernote、というノートのアプリですね、

  • そこに対して、ハムスターが頑張っているよというのを書き込むと。ディスプレーのところにハムスターが動いている速度とか回転数とかが逐次、出るようになってる。100回転するごとに、餌が、ぽろっと一粒、ひまわりの種が落ちるんですけど。本当は生のハムスターだったら...と思うんですけど、これはイベントの出展で、さすがに生き物はやめてくださいと言われたので、あえなく、おもちゃのハムスターを使ったということになります。これもネットのサービスと連携できるということで、簡単にできるものです。

  • 今、ご紹介した3つのやつは全部、われわれの弊社の社員が作ったものなんですけど、全く、ものづくりしたことない人間だったんですね。でも、なんとか3Dプリンターを見よう見まねで作って、ものとつなげたりとかということができますと。

  • 僕らでも、できるということは、ほかのソフトウエアエンジニアの方もプロトタイピングは、できるようになってくると。そんな環境ができつつあります。ですので、

  • われわれがハングオンとかハッカソンとか最近、開催されてますけど、そういったところに出て行って、myThingsを使ってくださいという活動をしていたりします。myThingsのプロジェクトの中に、エバンジェリストという肩書を持った人間が3人います。エバンジェリスト、何かといいますと、直訳すると宣教師ですね。フランシスコ・ザビエルみたいなものです。

  • キリスト教をフランシスコ・ザビエルが...来たように。myThingsのエバンジェリストは、myThingsの普及活動をしていて、東京と大阪と福岡にも人間がいて、いろんな各地のハッカソンのイベントに出ているとかいうことをしています。

  • ただ、普及活動するだけでは説得力ないなと。それ本当は何に使えるかっていうのを、僕らとしても、実践をしていかないとだめだなと考えていて、実際に課題を持っているところに、出向いていって、本当にmyThingsとかIoTで解決できないのかということを、ワークショップをやっていたりします。

  • その例を一つご紹介したいんですけど、この写真は岐阜県の根尾というところの限界集落です。われわれが視察したわけではないんですけど、IoTブートキャンプというワークショップがあって、そこに参加してきました。

  • 実際に、現地の人と一緒になって現地の人の課題を周辺を歩き回りながらヒアリングをして、IoTで何か解決できないのかというのを、2泊3日ぐらいでやってきた取り組みです。限界集落なんですね。その課題をIoTで解決しますと。周りを歩いていると、こんなところなんですね。何もない森とか、人もすごい少ないんですね。こういうところを歩きながら、どういうことに困ってますかということを聞くとですね

  • こういうキーワードが出てくると。いのししとか、熊に歩いていると、襲われるのが不安ですと。ちょっと都会で生活をしていると、なかなか聞き慣れない課題で、これ、どうしたものかなというのを聞いた瞬間は思ったわけですね。他もですね、ここを見せられて、これはなんだか分かりますかと言われて、いや、分かりませんと言うと、これはライフラインですと。水が出るところは、ライフラインだとおっしゃるんですね。

  • どういうことかというのを聞くと、この上のところが山間部から流れる水をプールする小屋になってるんです。いったんそこにプールした水を各家庭に配っていると。ここを通って、水を配っていると。なので、ここの水が止まると各家庭の水が、全部止まっちゃうわけなんですね。ですので、現地の方が当番制で、ここへ来てゴミがたまっていたら、ゴミを取り除く、もしこの流れが止まっていたら大変なのことなので、対処すると。これを当番制でやってらっしゃるということを聞きました。当然、遠方で働いてらっしゃる方もいるので、

  • 結構、ここに来て確認するのが夜遅くになることがあると。そうなると先ほどの話で、道中に獣とか、いのししとかに襲われるのが不安ですというのを、改めて聞いたりとかですね、そんな、いろんな課題があったわけですね。そういうのを実際に現地を見て、何か解決できないのかなというのを1日、2日で、プロトタイピングしたと。これひとつめ、水車みたいなやつなんですけど。これ、何かというと、先ほどの小屋から流れている水のところに水車を置いておきますと。それによって、当然、水が流れていたら、水車が回るので、

  • 水車の回転数をセンシングすることによって、その情報をスマホに通知をすると。すごく技術的には単純なことです。ですけれども、これがあることで、毎日、当番制で見に行っていたものが、いちいち、現地に行かなくてもライフラインの確認ができると、すごく大きな課題解決ができますね、ということで、すごく現地の方には喜んでいただけました。もともとの構想では、回っている力を利用して、水力発電みたいな感じで電源いらずでやろうという

  • コンセプトだったんですけど、プロトタイピングのところでは、そこまでは実現できなかったという話を聞いています。あと、もう一つは、ちょっと、これ見にくいんですけど、下のところに鈴がついてます。この鈴に、さらにiBeaconがついているんですね。

  • 鈴付きのiBeacon。この森のところに、このiBeaconの鈴をぶら下げておくわけですね。それによって、夜中にスマホが持った人が通ることで、スマホがiBeaconと連携して周辺の一体の鈴を鳴らしますと。

  • それによって、獣、いのししとか熊が近づく前に、音におじけづいて、熊とかが逃げていく。それによって獣害とかの不安をなくすことができると。こういうプロトタイピングをしていたりしています。こういうのをやると技術的にどうこうというよりは、いろんな解決できる課題がやっぱり、まだまだいろいろとあるんだなというのを、僕らとしても実感しました。ソフトウエアエンジニアがIoTデバイスを簡単にプロトタイピングできるということが、世の中の流れとしてはすごく重要だなと感じます。

  • 今まで、ハードが分からなかったのか、こういうものができなかったのか、ソフトウエアのエンジニアが数十万人、百万人ともいわれてますけれども、そういう人たちが、プロトタイピングができるというのは大きいなと。量産するうえでは、先ほどのようなものが量産できるわけではないですけども、けれども、アイデアであれば、本当にそれが、そうなのかっていう検証までは、すごく多くの人ができる環境が整ってきたというのが、すごく重要かなと。これによって今後出てくるIoTデバイス、アイデアの数がどんどん加速し

  • ていくんじゃないかなと思っています。そろそろ、まとめに入っていくわけですけど、基盤としてIoTのプラットホームを提供していますと。アプリ、ユーザーの価値に届けるために、アプリを提供している。スマートデバイスとか、いろいろやってはいるんですけれども、一つ、ポリシーとしては、当然われわれ、モノを持ってませんので、オープンに、いろんな企業さん、サービスとつながっていきたいなと思っております。

  • 大変ありがたいことに、すでにいろんな企業さんに賛同いただいております。ですので、きょう、聞いていただいた方の中に興味があるという方がおられたら、後ほどお話しさせていただければなと思います。オープンにつながるというところでいうと、直近、きのうですね。IoT通信をやっている

  • ソラコムさんとの連携の発表させていただきました。連携する一つのサービスとして、ソラコムチャンネルというものを2月にリリースするということを発表させていただいて、何ができるのかというと例えば、「Hackey」と組み

  • 合わせることで、通信のオン・オフができるようになったりとか、速度を変更することができたり、ほかのモノとか、サービスとの組み合わせによって、通信制御ができるようになるということをやろうとしています。あと、これ、ちょうど、きょう...ここに来る前にリリースをしてきたんですけど、

  • LOHACOチャンネルのリリースをしましたと。LOHACO、ヤフー!ショッピングとは別にやっていますけども、日用品が買えるECでカートに追加できるという機能をリリースしましたと。これ、先ほどTポイントの説明しましたけど、期限切れ間近のポイントがあったら、サイトに追加できるようになったので、ぜひ、試していただけるといいなと思います。ありがたいなと思います。

  • これ本当に最後ですけども、リアルな課題を解決したいと考えています。ヤフー!、ウェブのサービスでいろいろとやってきましたけれども、ウェブの世界だけではなくて、ものが、ネットにつながっていく、そのインターネットの力がいろんな生活に入り込んでいく中で、ウェブの世界を超えて、いろいろな各社さんと一緒になりながらどんどん、どんどん課題解決していきたいと思っております。私のほうからは以上になります。ご清聴ありがとうございました。