• ご紹介ありがとうございます。私、ソニーセミコンダクタソリューションズの金井と申します。きょうはソニーのほうで、私たちのほうで作りました、SmartEyeglassという商品のご紹介をさせていただきたいなと思っております。ちょうど、ここに持ってきてるので、皆様に途中から回したいと思いますので、ぜひかけていただいて、どんなふうに見えるのか確認していただけたらなと思います。

  • きょうなんですけども、ソニー、いろんなメガネ型の端末ありますので、その端末の概要を紹介させていただいて、私、ソニーセミコンダクタソリューションズという会社にいますので、それの簡単なご紹介。

  • あとはスマートグラス、どんなマーケットになっているかという、マーケットの状況を説明させていただきまして、次に具体的な私どもの商品、SmartEyeglassの紹介。なおかつ、もうひとつ、モジュールの商品がありますので、SmartEyeglass Attach!というモジュールの紹介をさせていただきたいと思います。

  • 早速なんですけども、ソニーのメガネ型ウエアラブルの端末、大きく2つあります。1つは、現実の空間にフォーカスしたもの。それから、もうひとつは仮想空間、VRですね。それにフォーカスしたものがあります。きょうの紹介は、SmartEyeglassというAR、拡張の現実ですね。実際の実空間を見ながら、プラス、オーバーラップして見ていくといった、ARに特長のある端末の紹介になります。もうひとつの仮想空間のVRのほうは、皆さんご存じのとおり、PlayStation VRというものがこの秋発売されますので、そちらのほうはVRが中心の端末になります。

  • 次、私が属しているソニーセミコンダクタソリューションズという会社の簡単な紹介なんですけども、これがソニーグループの概要図になります。私、エレクトニクスからエンターテイメント、金融と、ソニーグループはいろいろやっているんですけれども、私が属しているところはデバイスの部分におりまして、半導体、バッテリー、ストレージメディアというものをやっている部署になります。

  • なんで、こんなデバイスをやっている部隊が、こんなセットやってるのっていうことにつながっていくので、紹介をしているんですけども。ソニーセミコンダクタソリューションズ、先ほど、清水さんがおっしゃられたように、ソニーは分社化をいっぱい進めてまして、この4月1日にソニーから独立してというか、分社化して、ソニーセミコンダクタソリューションズという名前になっております。

  • 先ほど言ったように、半導体を中心にした会社になります。どんな商品が主力かと言いますと、半導体ですので、まさに主力はイメージセンサーとか、カメラモジュール、そういったものが主力になっております。

  • それ以外には、バッテリーとかレコーディングメディアとか、ジャイロセンサとかをやっている会社でして、イメージセンサー、カメラモジュールは、いろんなスマートフォンに相当入っていますので、それが特に主力になっていると。そういった会社になります。

  • 先ほどのところに戻りまして、SmartEyeglass、一番右側のものがセットデバイスとしてのSmartEyeglassなんですけど、なんでこんなことをやっているのっていう話なんですけれども。先ほどのキープロダクト、デバイスのプロダクトが使われているのがセットデバイスであるソニーの、このSmartEyeglassという商品になります。

  • キーデバイスとしては何を使っているかっていうと、HTPSとか、M‐OLEDと書いてあるんですけど、ディスプレイモジュールですね。それは、High Temperature Polymer−Siliconといったもののマイクロディスプレイです。

  • 下のものは、有機ELを使った小っちゃいディスプレイです。これだけ見ると、ちょっと大きさが分からないと思うので、持ってきたんですけど。こんな小っちゃい...こういった小っちゃいディスプレーが使われています。これを使った形で、次、真ん中に、もう一度デバイスがあるんですけれども、これを使って、この導光板といわれている、上のほうが導光板のパーツなんですけど、こんなようなモジュールを作っています。

  • 下のほうは有機ELを使った、これもモジュールなんですけど、こんな小っちゃい...こういったものを使ってデバイスを作っております。この完成形としてのセットデバイスが、先ほどお見せしたSmartEyeglassという商品になります。やはり部品のほうも、最近は最終形とか、そういったものを見せないと、なかなか分からないところがありますので、いろんな会社さんがリファレンスデザインという形で出しているように、弊社もセットデバイスという形というものを。プロダクトとしては、本来であれば、デバイスの会社なんですけれども、セットを出していると、そんな位置づけでやらさせていただいております。

  • 次に、スマートグラスのマーケットの状況を簡単に触れたいと思います。これがウエアラブルデバイス全体ですね。スマートグラスだけに限らない、グローバルの市場の推移と予測、矢野経済研究所さんのデータから持ってきてるんですけれども。

  • スマートグラスはグリーンっぽいところで、非常に薄い状況で、ワールドワイドでも、ことし2016年、エスティメーションで、まだ130万台ぐらいの、まだまだ小さなマーケット。これから伸びていくという状況であります。

  • これが国内のマーケットになるんですけども、日本のマーケットですと、さらに小さく。ことしで、2016年で、出荷ベースで5万4000の、まだまだ小さいマーケットです。実際には、もっと伸びる予定だったんですけれども、あとでも触れるんですけど、コンシューマ向けに関してはグーグルさんが撤退したりとか、そういうことがありまして、なかなかどーんと大きくというよりは、法人向けに徐々に広がっているという、そういったような状況かと思っております。

  • さっそく、SmartEyeglassの説明に入りたいのですが、その前に、先ほどお見せしたものを、ちょっとお回ししながら、かけていただきながら見ていただけたらなと思います。コントローラーとメガネ部分になっていますので、メガネをかけながらコントローラーを手に持っていただけたらなと思います。こんなものを30人ぐらいいるので、一人1分ぐらいになっちゃうんですけど、見ていただけたらなと。ちょうど今、相撲の説明と写真が出てるような感じだと思います。それを、ちょっと回していただきながら、お手数ですが、各自回していただいて見ていただけたらなと思います。

  • すいません。メガネが対応という意味では、実はオーバーグラスには専用の、こういった補正レンズをつけられるようになっていまして、各自買っていただいて、つけてもらうと。なので、メガネかけている方は、きょうはメガネの上から、かけていただくというか、あてていただくかたちで確認していただけたらなと思います。これは、JINSさんで9000円で売っているものを、個人で買ってつけ替えてくださいというような、たてつけになってます。

  • SmartEyeglassの特長、概要なんですけれども、先ほどのようにAR、これの世界を体験できる、軽量両眼の透過式のメガネ型端末。特長としては、長く使っても疲れにくい、見心地、かけ心地を追求したデバイスになっています。見心地のよさという意味では、調整不要な両眼のものになっています。片目のものは、結構Google glassとか、ほかが出てるんですけど、それと比べると調整不要で、かけてすぐに見えると、そういったのが1つ特長です。

  • あとは1000cd/m2ありますので、非常に明るく見えていると思います。グリーンのモノクロなんですけど、非常に明るいかたちで見えると思います。あとは、視野を妨げないかたちで、少し下のほうに情報を表示するといったようなこともやっています。

  • それから最大の特長でもあるんですけども、3ミリの非常に薄いレンズになっています。他社さん、結構厚いレンズのものがあるんですけれど、私たちはホログラムとウェーブガイドのテクノロジーを使っていますので、非常に薄く、3mmということを実現しています。なおかつ、レンズ内の迷光のない、透過率が非常に...85%というクリアなシースルーですので、ほとんど何か遮っているというかたちはないと思います。

  • あと、かけ心地のよさなんですけれども、実際77gのメガネ部分の重量になります。後方でうまく重量バランスしていますので、思ったほどは重くなく、普通のメガネとあまり変わらないかたちで、かけていただけるのかなと思います。このあと、応用の事例に入っていくんですけど、ビデオ映像がありますので、こんな感じの使われ方というのを、ちょっと見ていただけたらなと思います。(映像を見ています)

  • 先ほど言いましたように、法人のBtoBの用途で、結構使われ始めたものですので、それにフォーカスしたビデオになってるんですけども。これは倉庫でのピッキングですね。グラスにピッキングに必要な情報が出てくると、そういったのが1つのユースケースになります。(映像を見ています)ここでは、もうひとつのユースケースの紹介になるんですけれども。もう1つは、リモートガイダンスというかたちで、リモートからカメラがついてるので、カメラの映像をリモートで見た方が指示をすると。これ、リモートから指示するところなんですけど、リモートの指示に沿って修正したというものになっています。こういった、いろんなセンサーが4つぐらいついてますし、非常に軽量でコンパクト。カメラもついていまして、なおかつ透過率もいい、こんな端末になります。

  • 次に実際にSmartEyeglassの映像の表示原理、今回の特長になっている部分を若干、技術的な中身なんですけれども、ご紹介したいと思います。ガラスの板の両端にホログラム素子というものを挟んで、光学エンジンから出射した映像光をガラスの板の中を伝搬させて目まで届けるというような、そんなテクノロジーです。

  • 先ほど見せたガラスの板なんですけど、このところに薄いホログラムのグリーンの幕が張ってあります。これが0.1mm。保護膜として、0.1mm、0.1mm、トータル0.3mmと非常に薄くできています。他社のものは方式が違いまして、例えばハーフミラーみたいな方式のものを使っている会社さんがあるんですけども、それは厚いですし、また反対側から見えちゃったりするんですけども、弊社のものは非常に薄くて、とても明るくてと、そういった特長になっております。これが片側のレンズのイメージがこんな感じで出ていると思ってください。

  • 次、動作の原理なんですけれども、Androidスマートフォン経由でいろんな情報をインターネットにつなげて、クラウドのサーバーの情報のものを表示する。あとは直接、スマートフォンなしにクラウドのサーバーとやり取りして表示する。逆にいろんなセンサーがついてますので、カメラの映像をクラウド、インターネット経由でリモートに送ったりとか、そういったようなこともできると。そういった、Wi‐Fiのアクセスポイントであったりとか、スマートフォン経由で状況に応じた画像、音声、テキスト情報にアクセスしたり、送ったりということができる。そういった動作の原理になっております。

  • 次に具体的にどんなところで使われるのか、応用事例を1つずつ紹介したいなと思います。これが一番メジャーな使われ方なんですけれども、字幕表示。この使い方が1つあります。概要としましては、映画とかミュージカル、あとはオペラ、能、歌舞伎、そういった内容に合わせて、情報をリアルタイムにSmartEyeglass上に出すということになります。

  • これは、映画館とかでも非常に...イギリスではもちろん使われてますし、日本でも広まっている。これは、聴覚障害者の方とか、これから2020年に向けて外国人旅行者向けの字幕とか、翻訳のソリューションとしても人気を集めていっているところになります。見えてる画面の表示のイメージが右下にあるんですけども、こんな感じで、舞台のところをあんまり邪魔しないかたちで解説が出ると。

  • これが右のものが、まさに能のシアターで、先月、宝生会の能楽堂でやった実証実験の画像なんですけれども、そこでテキスト表示しました。能の場合だと、せりふが、もともと分かりにくいというのがありますので、それを現代語で出してあげるとか、あとは解説を出す、プレーヤーの情報を出すということをやりまして、非常に好評でした。これは日本の例なんですけど、海外でも使われ始めていて、海外の例としてもビデオがありますので、お見せしたいと思います。

  • これは、イタリアでのオペラハウスで使われている例になります。かけているところですね。実際にイタリアのオペラハウスで入っているソリューションです。いろんな言語のものが楽しめる。これ、イタリア語。切り替えるとスペイン語。あと英語とか。なので、イタリアのオペラなんですけれども、イタリア語が分からなくても、当然楽しめると、そういったソリューション。

  • あと、出すものとしては、こういったスコアの表示を出せば、より楽しめる。ということで、スコアを出すというサービスをやってます。あとはプレーヤーの情報、そういったものも出します。こういったサービスがイタリアのオペラで始まっているという状況です。

  • それ以外にも、視聴覚障害者向けの方にも使っていただいておりまして、スタジアムなんかでも使っている例もありますので、これもビデオのほうをお見せしたいと思います。

  • (映像を見ています)これは、ドイツの例ですね。スタジアムなんですけど、これはFCバイエルンのスタジアムでのサッカーの様子をスタッツの情報で出すといったビデオになります。

  • (映像を見ています)こういった、レンタルというかたちで、視覚障害者の方にグラスを貸し出して、使ってもらうと。(映像を見ています)こういった音声を出してあげて、聴覚障害者の方でも楽しめるというような内容になっています。(映像を見ています)これが字幕表示の例になります。

  • 次は物流ピッキングの例で、先ほどビデオの中でも出てきたんですけれども、倉庫の中でのピッキング作業。このサポートに徐々に入り始めています。

  • 今ですとハンディターミナルを使って、それで実際にスキャンする。そうやって商品があるところまで移動してみたいなことをやってたんですけれども、ウエアラブルグラスのところに出すことによって、ある種、ながら作業をしながら、情報を見ながら移動できる。

  • それで実際に出るので、ピッキングのミスもなくなるということで、実験のデータでは20%ぐらい作業時間が短縮されている、そういったような例も挙がっております。これが2つ目のユースケースになります。

  • 3つ目。これもメジャーなユースケースなんですけど、組立の作業、それから遠隔作業支援。これで使われ始めています。日本IBMさんだったりとか、遠隔支援のソリューションを持っているOPTiMさんとやってるんですけども。

  • 具体例としては、いろんなマスカスタマイゼーションが必要になるような情報機器とか、そういったものの組み立てとか、メンテナンスですとか、そういった情報がグラスに出ますので、間違うことがなく、あとは初心者でも、すぐに作業ができると。そういったメリットが組立作業という意味ではあります。もう1つは、遠隔作業支援という意味では、先ほど触れましたようにカメラがついていますので、遠隔にいる作業者が、実際の作業者がやっていることを、遠隔にいるエキスパートが分かりますので、それを見ながら指示をすると。

  • なので、実際に組立をやってる方が初心者でオペレーションセンターにいる方がエキスパート。そういった場合にエキスパートの方が指示をすると、そういったことができます。特に最近、労働者不足ということが出てきていますので、そういった人材不足、エキスパートの不足に対する解消のソリューションとして、徐々に入り始めていると。そういったソリューションになります。

  • あとは、似たようなユースケースなんですけど、保守点検の作業。そういった中でも繰り返し必要な点検っていうのがあるんですけど、そういうものをQRコードで読み取って、作業内容をダウンロードして、そのように作業、点検を一個一個すると。終わったら、終わったっていう結果を返すと。そういったソリューションなんかもありまして、それによって点検の漏れとか、あとは、熟練者じゃなくても作業できるといったメリットがあります。これが4つ目ですかね。

  • 最後、いろんな他社さんでも始まってるんですけど、観光ガイドで、結構使われています。これは、AR HOPE TOURというかたちで、仙台と多賀城でやったご紹介になるんですけれども、震災を忘れないで、疑似体験ができるというツアーがことし行われました。

  • これが3月の12と26、それぞれやらさせていただいて、実際にグラスをつけて、震災後、どういったようなかたちだったのかを体験してもらうということをやりました。これも映像があるので、ちょっとお見せします。(映像を見ています)

  • こういったかたちで、震災のユースケースだけじゃなくて、いろんな観光地で観光情報を付随して出すという使われ方をしています。

  • それ以外のユースケースも、いろいろありまして。エンジンのメンテナンスですとか、もちろん旅先でのナビゲーション、そういったものにも使われますし、あとは2020に向けては、外国人の方が認識をして英語に直すとか、あとはバイタルデータの表示とか、ショッピングの表示。

  • さっきも例がありましたけど、スポーツのスタッツ、そういうユースケースでも実証実験が始まったりとか、実際に使われ始めたりとか、そういった状況になっております。これが簡単なスペックなんですけども、細かいので割愛したいと思います。

  • 次に、先ほど、皆さんにかけていただいたものは、SmartEyeglassという商品なんですけども、Attach!という商品も開発しているところでして、その中で使われているモジュールの紹介を簡単にしたいと思います。これが先ほど、若干触れてるんですけども、マイクロのOLEDを使った有機ELを使ったモジュールですね、これを使ったデバイスです。このモジュールは先ほど申しましたように、有機ELで非常に小さいので自発光をしていると。

  • なおかつ、カラーもサポートしていまして、非常に小さく小型化できてまして、普通のLCDに比べて、とてもコントラストですし、あとは自発光しているということもあるんですけど、それで薄くできると。結果、小さい光学のユニットのもの、軽いものができるというようなものになります。

  • この小さいカラーのものに関しては、少しユースケースが違いまして、主に、こういったスポーツのユースケースに向いているというふうに考えていまして。トレーニングとか、あとはバイク、ゴルフ、フィッシュ、スキー、あとはモーターサイクル、そういった方向での商品に活用できたらなと考えているところです。最後になりますけども、ビデオがありますので、こんなイメージということを見ていただけたらなと思います。

  • (映像を見ています)ランニングのユースケースですね。(映像を見ています)今だと、スマートウォッチ、そういうところに出している情報をグラスのほうに出しちゃおうと。当然、視線をずらさずに見ることができるので、メリットが。

  • (映像を見ています)これは2つ目のユースケースで、自転車の情報を出しているユースケース。ここで距離の情報を...。もちろん位置情報も取れますので、周りの山々も。

  • (映像を見ています)次のユースケースはテニスですね。

  • (映像を見ています)こういったスピンだったり、速度など、そういったものの情報をリアルタイムを出す。当然、あとでスマホで確認する、そういったことができるようになります。

  • (映像を見ています)最後、ゴルフのユースケースですね。当然、ウォッチ型のものだったりとか、あとは、単純に音声だけのものもあるんですけど、こういったヤーデージをリアルタイムに表示してあげる。

  • 時計を見なくても、歩きながら徐々に距離が減っていくので、非常に分かりやすい。(映像を見ています)

  • 駆け足になりましたが、SmartEyeglass Attach!というモジュールの商品はスポーツに向いた商品として、実際のセットデバイスをこれから開発していくという状況にあります。駆け足で進みましたけれども、以上が、ソニーのSmartEyeglassの商品、モジュールの紹介になります。

  • 詳しいところは、お配りしているパンフレットにURLが書いてありますので、そこのサイトの中で詳しい情報があります。なおかつ、この商品、すでにセットデバイスのほうは販売している商品でして、ECサイトで買えますので、ぜひご購入のほう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。